代表事例

<事例1>行き詰っていたデータ移行を、短期間かつ最小限コストで実現・・・大手電機機器メーカー

移行プログラムが膨大で新システムへの移行プロジェクトが行き詰まっている

システムを刷新する予定だが、既存システムのデータ状態が不明な上、新システムの要件が度々変更になるので、確実にデータ移行できるのか不安。移行コストを最小限に抑えて安全かつ確実にデータを移行したい!

課題

・移行元のシステム(基幹系システムすべて)が約40あり、しかも仕様に不明な部分が多い。
・移行プログラムは1000本以上必要となるが、仕様に不明な部分が多く、移行設計を進めることができない。

解決方法

・移行に必要と想定される既存システム全てのDataBase情報(As-Is)と、新システムのDataBase情報(To-Be)を、SQLを使ってマッピングし仮想Viewを作成。
・仮想Viewから移行データを作成し、その移行データを使用して単体テストも実施。データの精度も同時に向上。
・移行データが正しいことを確認後、設計書を作成。

成果

・目途が全くたっていなかったデータ移行が一気に進み、無事にシステム移行が完了した。
・データ移行のコストが想定の半分以下に抑えられた。

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<事例2>大幅な期間短縮となったデータ移行とシステム間連携開発を最小限コストで実現・・・製薬メーカー

システム間連携とデータ移行の完了が間に合わない!

クラウド型SFAシステムに、情報系のデータを送信する仕組みを残り3ヶ月で構築し、初期の過去データも移行しなければならないが、間に合わない!どうしたら実現できる?

課題

・開発プロジェクトが遅延した為、データ移行やシステム間連携開発の期間が3ヶ月しかない。
・通常の開発方法では、間に合わないことが判明している。

解決方法

・「データ移行の詳細条件が確定する前に、仮想データ統合モデルによってマッピング項目を正確に把握してシステム間連携開発に着手。詳細条件が確定した部分から移行ロジックを仕上げる」というStepByStep方式により、3ヶ月で150件のテーブルを移行しシステム間連携開発を完了した。

成果

・厳しい計画にもかかわらず、期間内に開発と移行を完了した。
・他社が提案していた見積金額より約40%低いコストで実施できた。

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<事例3>タイムリーに経営レポートを出せる仕組みを想定コストの1/30かつ僅か6ヶ月で実現・・・精密機械メーカー

9ヶ月以内にERP(Infor)の導入と迅速な経営レポート提供の仕組みを作りたい!

経営に寄与するコスト削減を1年以内に実現する為に、 9ヶ月以内にERP(Infor)を導入し、更に経営陣の要求に応じて迅速に経営レポートを提供できるようにしたい!

課題

・自社の経営管理手法にフィットさせると、管理レポート用のアドオン開発が増大してしまう。
・アドオンの開発費を抑え、必要なレポートを経営者に迅速に提供するしくみの実現する。

解決方法

・アウトプット系のアドオン開発を止め、ERP(Infor)の外部システムとして開発した。
・見たい情報のデータモデル(To-Be)を設計し、そのデータモデルに従って管理レポート用DWHのテーブル設計を実施。開発生産性向上と要件変更対応を容易にした。

※DWH:データウェアハウス

成果

・経営者の気づきに応じて検証できるデータやレポートをすぐに提供できるようになり、経営判断材料の収集スピードが飛躍的に向上。素早い判断とアクションが可能となった。
・想定の1/30コストでメンテナンス性がよい(=条件変更による品質劣化回避する)仕組みをわずか6ヶ月で導入できた。

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<事例4>子会社毎に体系の異なる顧客コード10万件を統合し経営計画に必要なデータ提供を短期に実現・・・ソフトウェア販売業

子会社全体での顧客別実績を把握したい

4月の子会社合併前に合併後の中期経営計画を策定する為、残された4ケ月でグループ全体での顧客別別実績を把握し、売上TOP20社を明らかにしたい!

課題

・4月に子会社11社を合併するので合併後の顧客順位を出す必要があるが、子会社の顧客マスターがバラバラで、重複した取引先もある為、顧客毎の取引実績が把握できない。
・合併に伴い10万件の顧客コード統合が必要だが、残された4ケ月での開発完了は不可能と判明。(煩雑過ぎて手作業も困難)しかし、コード統合ができないと次年度の経営計画策定ができない。

解決方法

・親会社の顧客マスタをベースに合併子会社のマスターのマッピングを実施。
・帝国データバンクの企業コードを「正」として、社内のコードの名寄せを実施。
・マスター内容の不備、メンテナンス漏れなどの修正をStepByStepで実施しデータ精度を向上。
・顧客マスターの85%の統合で目的達成可能であることを把握し、3ケ月で85%の統合とその状態での実績を集計。

成果

・必要なデータ統合を期日内かつETLやスクラッチより大幅な低コストで実施した。(システムでは期日内実現不可能)
・4月合併後も全社システム統一までは2年かかったが、その間も本データ統合により、多角的な実績分析を行い精度の高い経営計画の策定が実現できた。

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<事例5>国内外の部材調達コストの把握を可能にし、20億円のコスト削減と業務改革を実現・・・大手部品メーカー

国内外の部材調達コストを把握したい

国内外の拠点ごとに個別にマネージメントしている調達コストを把握して、短期間で部材調達コストを適正化し、1年以内に経営に寄与するコスト削減を実現したい!

課題

・過去十数年間に何度かプロジェクト化してチャレンジしたが、想定したデータ分析が出来ず、その度にとん挫した。
・部品コードなしに発注し、マスターに登録されていない部材も存在している。
・海外拠点の実績データは日次で本社に収集できているが、フォーマットやコードが違う為全く活用できていない。

解決方法

・検収実績データに、集計に必要な属性を設定し、属性で集計や名寄せが出来るようにした。
・調達実態をできるだけ早く把握する為に、StepByStep方式でデータクレンジングを進めた。
・拠点、部材別に個別にクレンジング条件を設定できるよう、データマッピングを単純化した。

成果

・3ヶ月で調達実態を把握。まず原価削減目的に効果のある3~4品目の調達を適正化し、半年で調達原価を20億円削減。
・年間調達金額の数%のコストでデータクレンジングを実現した。
・信頼度の高いデータで調達明細レベルの集計・分析が可能となり、適切な仕入れ先から低コストでの部材調達を実現。継続的な調達最適化の維持と業務改革にもつながった。

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<事例6>集計不能であった国内外の生産販売在庫情報の把握を可能にし、迅速なデータ集計を実現・・・大手電機メーカー

生産販売在庫情報(PSI)を海外分も含めて月2回把握したい

拠点毎にフォーマットがバラバラで、月に一度2週間遅れでしか集計できていない生産販売在庫情報(PSI)を、これまで手をつけていなかったグローバル(海外のPSI)分も含めて、月2回把握したい!

課題

・生産販売在庫情報が拠点ごとにバラバラで容易に集計できない。
・データ集計作業が煩雑な上、手集計の為、膨大な時間を要す。(月末に収集し集計に2週間位必要)また、知りたい条件でのデータをすぐに見ることができない。

解決方法

・各拠点のフォーマットは変えず標準的なデータモデルを作成し、データを一元管理することで、グローバルPSIの把握を半年で実現した。

成果

・これまで2週間遅れで月1回しか把握できなかった生産販売在庫情報を、月に2回把握できるようになった。
・人手による煩雑なデータ集計作業が自動化された上、集計条件の変更に対しても容易に対応可能になった為、見たいデータをすぐに見られるれるようになり、大幅な効率化と業務改善が達成された。
・グローバルPSI集計表が迅速に経営陣に提供でき、スピーディで的確な経営判断を実現した。

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<事例7>長年の課題であったグループ収益の見える化を実現・・・大手広告代理店

グループ収益を見える化したい

グループ外売上に対し、グループ各社(対象:約70社)がどの程度収益に寄与しているのかを明確にし、事業部別やカテゴリー別のグループ収益(粗利)を明らかにしたい!

課題

・決算後に各社のデータを各社のシステムから取得し、本社の経営企画室の約20名が手作業でグループ収益の分析を実施しようとしたが、作業が膨大で、途中まで分析してみたものの、結果の正しさも検証できなかった。(断念した)
・各社のシステムもデータフォーマットもバラバラで、なかなかシステム化が実現できない。(15年間試行)

解決方法

・各社のシステムには手を加えず、原価対象とする科目概念を統一し、グループ会社間の取引を名寄せを使って紐付け。
・紐付けパターン別に紐付け結果を検証し、紐付け率と紐付け出来なかった原価を明確化。(紐づけ率99%)
・データモデル設計と仮想統合による検証を繰り返し、四半期毎にグループ収益を算出する仕組みを約1年で構築。

成果

・長年の課題であったグループ収益の見える化が実現し、グループ収益シナジーを高めるグループ経営に寄与する基礎データが利用可能となった。
・営業評価にグループ収益ベースという観点を取り入れられるようになった。

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